今回取り上げる東京市歌もYoutubeで聞くことができる。大正五年の作というこの歌を私の世代は小学校の音楽の授業で習ったが、覚えている人は少ないようで、ましてその前後の世代には存在さえ知る人は少ない。私も作曲者が山田耕筰であるとは最近知った。戦後新しい東京都歌が作られたのは市歌に二箇所皇室関連の箇所があったためであろう。しかし東京都歌を知る人は殆んどいないのでは。
私には山田耕筰作曲の歌が全く忘れられているのが残念で仕方がない。二箇所ぐらいの歌詞を改めることはその気になれば容易であろう。著作権の有無はわからないが、作詞者の子孫も歌が再び注目されることで満足していただけるのでは。実現可能性が極めて乏しいことは重々承知しているが、戦時中同級生にろくに挨拶も出来ずに東京を離れた私にはこの歌が忘れられることに未練が残る。
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