NHKBS放送のFrontierという定時番組がごく最近(日付は不明)放映した『白いギリシアの真実』という番組を録画で見た。我々はギリシア彫刻の石像はすべて純白だと疑っていなかったが、最近になって実は彩色されていたと何かで読んだ。その詳報とも言うべき番組である。
首都アテネのパルテノン神殿の破風の彫刻群(ロンドンの大英博物館でもその一部が見られる)をはじめ「ミロのヴィーナス」や「円盤投げ」のような個別の作品に至るまでギリシア彫刻はすべて極彩色に彩られていたという事実は驚きである。何だか有り難味が減るように感ずるのは私だけなのか? 私など所詮ギリシア彫刻の真の価値など理解できない門外漢だったのか。とにかく、驚きである。時代が違えば美的感覚も違うということか?