2024年9月9日月曜日

日本人の「行きたいアジア」アンケート

  朝日新聞の土曜別刷のbe(9月7日)に5年半ぶりにアンケート調査の「be ランキング」が復活し、第一回は日本人の「行きたいアジア」がテーマだった。20位までの順位のうち上位は1 台湾、2 シンガポール、3ベトナム、4韓国 5タイ。以下、8香港、14中国などなど。

 私はタイと台湾は低運賃の南回りのヨーロッパ往復とネパール観光の中継地としてのバンコクと台北の空港に立ち寄っただけ。どちらも空港以外は知らない。一位の台湾の人気は日本からの近さも大きいだろうが、韓国はもっと近い。やはり、親日度が原因なのか。私も訪問できなかったことを心から残念に思う。4位の韓国は私の勤務先の大学で2〜3年間同僚だった韓国人教授の強い勧め(脅迫に近い!)と「冬ソナ」の故地の魅力で訪問したが、ほぼ満足。

 中国とヒマラヤ観光のネパールは観光目的で訪ねた。漢詩にうたわれる江南の春もよかったが、雲南省や四川省の巨大なスケールの自然も満足度は高かった。雲南省の大理(大理石の産地)のさらに北の長江が数十メートルの幅の激流となる虎跳峡など驚きそのものの光景だった。共産党の独裁が続く中国に共感は持てないが、文化も自然も満足度は高かった。

 最近ウクライナ軍が侵攻して名が知られたロシアのクルスクは史上は独ソの戦車戦(史上最大と言われる)で名高いが、ツルゲーネフの館の所在地でもあり、彼の『猟人日記』の舞台でもある。世界の多くの文化人が訪ねたトルストイの館のヤスナヤポリヤーナも遠くない。地下のご両人は何を思っているだろうか?

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