2025年4月7日月曜日

 ガザにようやく休戦要求のデモ

  今朝の毎日新聞に一面(第一面ではない)の半分近くを使ったガザ関連の記事が載っている。「ハマス去れば 戦争終結」「統治望む住民住民は36%のみ」「ガザの弁護士 抗議デモ参加」という見出し。内容は、ガザ地区で3月下旬、「ハマスに対する抗議デモが数日間にわたり行われ」「数百人規模のデモが起きたのは異例のこと」とし、参加者の弁護士某(29才)が「ハマスが去れば、この戦争は終わる」と語ったというもの。同氏は2019年に「増税などに対する抗議デモを組織し、投獄された経験を持つ」という。

 私はついにガザの良識派が声を挙げたと感じる。ようやく実現した第一次の休戦が成功裡に終わったのに、ハマスは第二次休戦に応じなかった。むろんハマスが一方的に批判されて良いとは思わない。しかし、これまでイスラエルでは複数回の政府批判の大規模デモあった。先ごろの第一次休戦成立時のガザ住民の喜びぶりを見れば住民が休戦延長を支持することは明白で、ハマス指導部は休戦延長の障害となっている。

 これまでに成立した人質解放交渉ではハマスによるイスラエル人の人質1人に対し、ほぼ数十人のパレスチナ人の闘士が釈放された。ハマス指導部が同胞の囚人の運命を重視しているとは到底思えない。そもそも人質は全員即時釈放すべきなのに。

 私はデモの組織者たちと参加者たちの勇気に心打たれるとともに、彼らの身の安全を心から祈る。

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