数年前、いばらき空港が開港したときメディアは地方空港の乱立に批判的だった。私も最初は同意見だったが途中で考え直した。きっかけは機体を空港ビルの前に着けて搭乗橋もバスも使わず利用料を下げるという徹底した節約ぶり(むかしオスロー空港がそうだった!)に好感を持ったからだが首都圏に第三空港が必要だと考えたことも大きい。
世界の首都クラスの大都市では第三空港を持つ国は少なくないはず。ロンドンの第三空港のスタンステッドは六月という時季もあってか利用客は多かった。過疎地ならともかく北関東の人口は多いし、経済活動も盛んである。利用客が東京を横切って羽田空港を利用することは無駄であり、交通渋滞を酷くするばかりである。いばらき空港は交通不便だという意見もあろうが、利用客があればたちまち各都市からの直行バス網が出来ることは成田で立証されている。
さらに津波や高潮の危険もある。羽田に何本の滑走路があっても一挙に全閉鎖ということも大いにあり得る。そうなれば打撃は計り知れない。災害予防のためにも、いばらき空港の第三空港化は充分考慮に値するのではなかろうか。
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