2026年2月4日水曜日

 デシーカ監督の名画『ひまわり』

 NHKテレビは水曜日の午後1時からのBS放送を過去の内外の名作映画の上映に当てると決めたのか? 松本清張原作の『砂の器』と『ゼロの焦点』に続いて今週はあと1時間のちにイタリア映画『ひまわり』が放映される。それぞれ名画だが、私も高齢者となりあまり悲しい話は辛く感ずるので『ゼロの焦点』は録画しただけで未だ見ていない。

 大戦後のイタリアで、「ネオ・レアリスモ」と呼ばれた一群の映画が製作され話題を呼んだ。ロッセリーニ監督(のちイングリッド・バーグマンと結婚)の『戦火のかなた』やデシーカ監督の『自転車泥棒』が代表作。 前者は前大戦末期にイタリア系米国兵が故国の解放戦に従事するという筋で、その作品の良さは私には分からなかった。それに対して後者は生活のため欠かせない自転車を盗まれた主人公が自分も他人の自転車を盗んで長男の前で検挙されるという筋で、私には衝撃的だった。それ以来すっかりデシーカ監督のファンになった。

 今日の午後上映される『ひまわり』は彼の作品群の中でも忘れられない。前大戦でロシアとの戦場に動員されたイタリア兵(マルチェロ・マストロヤンニ)が重傷を負いウクライナ?の女性に救われ、そのまま夫婦となる。一方、イタリアの妻((ソフィア・ローレン) は夫の死を信ぜられずロシアを訪ね、 仲睦まじく暮らす夫を発見。夫の弁解を聞かず、夢中で帰国してしまう。その後に夫は妻の許しを乞いにイタリアに帰国するが、覆水盆に返らず。 ウクライナの見渡す限り咲き誇るひまわり畑が忘れられない。こころを打つ主題曲も……。

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